◎和 名  メマツヨイグサ (アカバナ科) 

◎学 名  Oenothera biennis L. (Onagraceae)

◎撮影場所・年月日  盛岡市松園  自生  1992,7,9.

◎開花時期・開花期間

◎北アメリカ原産で,オオマツヨイグサに比べて花は小形。変異性に富み,近縁種との中間型もみられ種の範囲は必ずしも明確ではない。オオマツヨイグサは萼片が赤色を帯びるのに対して,メマツヨイグサは淡緑色を帯びる。明治後期に帰化したと推定される。道ばたや荒れ地に普通にみられる。

◎マツヨイグサ属 Oenothera L. は南北アメリカを中心に,広く全世界に約80種あり,日本には14種が帰化している。特に観賞用に栽培されることはないが,我が国の山野に帰化している種のなかで目立つのは,オオマツヨイグサ O. erythrosepala Boerb. ,メマツオイグサ O. biennis L. ,マツヨイグサ O. stricta Ledeb. およびコマツヨイグサ O. laciniata Hill の4種である。

◎和名メマツヨイグサは雌待宵草で,やや小形なマツヨイグサの意である。