◎和 名  マサキ  (ニシキギ科)

◎学 名  Euonymus japonicus Thunb. (Celastraceae)

◎撮影場所・年月日  【花】盛岡市上田 岩手大学構内  1992,7,23. 【果実】同 2002,1,14.

◎開花時期・開花期間

◎北海道・本州・四国・九州・琉球および小笠原に自生し,朝鮮半島や中国に分布する常緑低木。性質が強健で潮風害や大気汚染によく耐え,刈り込み後の萌芽性が旺盛なため,生け垣や庭木として重用される。葉に斑を生じる園芸品種が多く,代表的なものとしてギンマサキ‘Albomarginatus’,キンマサキ‘Aureovariegatus’などがある。

◎ニシキギ属 Euonymus L. は北アメリカおよびユーラシア両大陸の暖帯および温帯に約220種が分布する。日本には18種がある。身近な庭木としてニシキギ E. alatus (Thunb.) Sieb. は紅葉を,マユミ E. sieboldianus Bl. ,ツリバナ E. oxyphyllus Miq. は果実を観賞用とする。

◎和名マサキには,真青木(マサオキ)のつまったもの,あるいは籬木(マセキ)の転じたものとする二説がある。