◎和 名  キササゲ (ノウゼンカズラ科)

◎学 名  Catalpa ovata G. Don (Bignoniaceae)

◎撮影場所・年月日  【花】 盛岡市上田  植栽  1992,7,29. 【果実】 盛岡市松園  植栽  2002,1,14.

◎開花時期・開花期間

◎中国中南部の原産で,薬用または観賞用として公園樹や街路樹として栽培されている。しばしば人家近くの川岸などに野生化しているが,日本には自生しない。古くから民間では腎臓病の薬として知られ,乾燥した果実を煎じて利尿薬として用いてきた。その成分はカタルポシド(catalposide),パラヒドロキシ安息香酸p-hydroxybenzoic acid)などで,その他カリュウムなどの塩類を多く含む。

◎キササゲ属 Catalpa Scop. は中国に3種,北アメリカに2種知られている。

◎和名キササゲは果実の形状がササゲに似ていることに由来し,かつ樹木であること,すなわち,木ささげの意である。