◎和 名 ビョウヤナギ (オトギリソウ科)
◎学 名 Hypericum chinense L. var. salicifolium Y. Kimura (Guttiferae)
◎撮影場所・年月日 盛岡市 高松公園 1992,7,24.
◎開花時期・開花期間
◎中国原産,北は河北省から南は広東省まで,ほぼ全域にわたって分布する半落葉小低木。人家や公園に植えられる。
◎オトギリソウ属 Hypericum L. には約300種あり,その多くがユーラシアの温帯から亜熱帯にかけて分布する。アフリカ,マダガスカルにも少数の種がある。本属には花の美しいもの,樹姿の良いもの,地表を密に覆うもの,薬用成分を含むものなど様々な種が含まれているので,庭木,切り花,地被植物あるいは薬草として多方面に利用されている。なかでも庭園木としては,中国産の低木である上述のビョウヤナギ H. chinense L. var. salicifolium Y. Kimura やキンシバイ H. patulum Thunb. が知られている。
◎ビョウヤナギは未央柳か,美容柳のいずれかは分からないが,いずれもその花が美しいことと葉の細いことをヤナギになぞらえたものという。