◎和 名  タチアオイハナアオイ  (アオイ科)

◎学 名  Althaea rosea (L.) Cav.  (Malvaceae)

◎撮影場所・年月日  盛岡市 高松公園  植栽  1992,7,8.

◎開花時期・開花期間

◎中国から渡来し,古くから人家に栽培してその花を観賞する大型の越年生草本で,高さは3m にもなる。根はアルテア根(A. officinalis L. ビロードアオイの根)の代用とされ,胃腸薬あるいは賦形剤として用いられた。多数の園芸品種が知られていて白,桃,紅,淡黄色,黒紅色など花色の変化に富み八重咲きもある。

◎本種は長らく中国原産とされてきたが,現在ではトルコ原産の A. setosa と東ヨーロッパ原産の A. pallida との種間雑種と考えられている。

◎タチアオイ属 Althaea L. は地中海地方東部からアジアにかけて約70種が分布する。

◎和名タチアオイは「立葵」で,花のついた茎が真っ直ぐに高く立つことによる。