◎和 名  イボタノキ  (モクセイ科)

◎学 名  Ligustrum obtusifolium Sieb. et Zucc. (Oleaceae)

◎撮影場所・年月日  盛岡市上田 岩手大学教育学部自然観察園  植栽  1992,6,30.

◎開花時期・開花期間

◎山地や平地の林縁等にふつうに自生している半落葉低木で,庭園にも植栽される。日本全土,北海道・本州・四国・九州,朝鮮に分布する。潮害,風害,公害に強いので,海浜や工場の緑化に多く用いられる。耐寒性は強い。

◎イボタノキ属 Ligustrum L. は世界中に約50種,ユーラシア大陸から,マレーシア,オーストラリア,ニューギニアに分布する。なかでも,ネズミモチ Ligustrum japonicum Thunb. およびオオバイボタ L. ovalifolium Hassk. の園芸品種の改良が進んでいる。

◎和名イボタノキは,樹皮にイボタロウムシが寄生することによる。その虫が分泌した蝋は家具のつや出しに用いられる。