◎和 名  ミヤコワスレミヤマヨメナノシュンギク  (キク科)

◎学 名  Miyamayomena savatieri (Makino) Kitamura  (Compositae)

◎撮影場所・年月日  盛岡市松園  植栽  1992,6,3.

◎開花時期・開花期間

◎ミヤマヨメナM. savatieri (Makino) Kitamura を原種とする,古くから栽培されている園芸品を,ミヤコワスレと呼び慣わしている。切り花用に濃紫色の品種が選抜されているほか,桃色の‘桃山’,‘浜乙女’などある。

◎原種のミヤマヨメナは,本州・四国・九州の山地林内に自生する。種小名はフランスの植物学者 P. A. L. Savatier (1830-1891) の名にちなむ。

◎ミヤマヨメナ属 Miyamayomena Kitam. は日華区系の特産属で,ミヤマヨメナのほかに,朝鮮原産のチョウセンヨメナ M. koraiensis (Nakai) Kitam. ,中国に産する M. piccolii (Hook. fil.) Kitam. がある。チョウセンヨメナはひろく栽培されているが,中国産の M. piccolii は まだ栽培化されていない。