◎和　名　　クサノオウ　　（ケシ科）

◎学　名　　Chelidonium majus L. var. asiaticum (Hara) Ohwi　（Papaveraceae）

◎撮影場所・年月日　　盛岡市上田　岩手大学農学部附属植物園　　自生　　1992,5,22.

◎開花時期・開花期間

◎北海道・本州・四国・九州および東アジアの温帯に分布する。低地の日当たりの良い草地や荒れ地に自生する。人家の周辺に多い。

◎クサノオウ属 Chelidonium L. はヨーロッパから東アジアにかけて数種あり，日本にはクサノオウ Chelidonium majus L. var. asiaticum (Hara) Ohwi とヤマブキソウ C. japonicum Thunb. の２種が自生する。

◎有毒植物の一つであるが薬用にも使われる。日本名は，草が黄色い液をだすことから「草の黄」，または丹毒を治すことから「瘡（くさ）の王」，あるいは「草の王」であるとするなど，諸説あり定まらない。