◎和 名 ボタン (ボタン科)
◎学 名 Paeonia suffruticosa Andr. (Paeoniaceae)
◎撮影場所・年月日 盛岡市 高松公園 植栽 1992,5,26.
◎開花時期・開花期間
◎中国(西部)原産,日本へ渡来は平安初期,一説には入唐した空海によってもたらされたされるが,確証はない。シャクヤクと並んで,広く庭園に栽培される。
◎ボタン属 Paeonia L. は,約50種がユーラシア,北アフリカ,北アメリカ西部と主として暖帯〜亜寒帯に分布する。日本には2種,ヤマシャクヤク P. japonica (Makino) Miyabe et Takeda ,ベニバナヤマシャクヤク P. obovata Maxim. がある。
◎かつてボタン属はキンポウゲ科に分類されていたが,現在は本属のみからなるボタン科 Paeoniaceae が設立されている。
◎園芸植物として発達しているのは,木本のボタン P. suffruticosa Andr. ,草本のシャクヤク P. lactiflora Pall. ,オランダシャクヤク P. officinalis L. およびホソバシャクヤク P. tenuifolia L. で,いずれも長い栽培の歴史と多数の園芸品種がある。