◎和 名 チューリップ (ユリ科)
◎学 名 Tulipa gesneriana L. (Liliaceae)
◎撮影場所・年月日 盛岡市松園 植栽 1995,4,29.
◎開花時期・開花期間
◎チューリップ属(Tulipa L.)は栽培の歴史や品種改良の点,国際的な流通量からみてもっとも重要な球根花卉である。分類学上は,日本や中国東部に分布するアマナ Amana edulis (Miq.) Honda,ヒロハノアマナ A. latofolia (Makino) Honda が近縁種とされている。
◎本属は中央アジア,北アフリカに分布し約150種からなるが,園芸的に栽培されているのは,そのうち20種程度である。園芸種チューリップ (Garden Tulip) には上述の通り,Tulipa gesneriana L. の学名が当てられている。しかし,その原産地や野生種は明らかではなく,16世紀にトルコからヨーロッパに導入された当初から,いくつかの野生種の雑種であったとみられている。
◎園芸品種は,オランダの王室球根協会の園芸品種リスト(1981)には約2,000があげられている。このうち,大量に球根が生産されているのは150,日本で市販されているものは100品種程度である。