◎和 名  ヒオウギカラスオウギ  (アヤメ科)   

◎学 名  Belamcanda chinensis (L.) DC. (Iridaceae)

◎撮影場所・年月  盛岡市松園  植栽  1992,7,28.

◎開花時期・開花期間

◎山地の原野に生える多年草,観賞用としても栽培される。本州・四国・九州・琉球,朝鮮,中国,インドに分布する。花色の変化が多く花材に適している。園芸品種は幾つか知られており,鮮赤色花のベニヒオウギ,黄色花のキヒオウギ,また葉が幅広くて先が丸く,花被片も幅広いダルマヒオウギがある。

◎ヒオウギ属 Belamcanda Adans. は上述の1種を含むのみ。東アジアに分布する。

◎和名ヒオウギはその葉の着き方が檜扇状になるため,カラスオウギ(烏扇)はその葉が檜扇のようで,その種子が黒色のゆえという。また,この黒い種子をヌバ玉またはウバ玉とよんで生け花やドライフラワーに使用する。