◎和 名  ハナトラノオカクトラノオ  (シソ科)   

◎学 名  Physostegia virginica Benth. (Labiatae)

◎撮影場所・年月日  盛岡市高松  植栽  1992,8,31.

◎開花時期・開花期間

◎北アメリカ東部の原産。本属のうち主に栽培されるのは,本種である。ヨーロッパには1683年に紹介され,日本には大正年間(1912-1926)に入ってきた。耐寒性に優れ強壮で,開花期間が長く繁殖力も強い。花壇にも切り花としても利用される。また,しばしば逸出して野生化している。

◎本属 Physostegia Benth. は,北アメリカに15種が分布する。属名は physa(袋状組織の意)と stege(覆いの意)に由来し,果実を覆うふくらんだ萼にちなむ。

◎和名カクトラノオは「角虎の尾」の意味で,茎が四稜形であることと,花穂の形からつけられたものという。ハナトラノオは「花虎の尾」である。