◎和 名 ツルマンネングサ （ベンケイソウ科）
◎学 名 Sedum sarmentosum Bunge （Crassulaceae）
◎撮影場所・年月日 盛岡市 岩手公園 自生・植栽 1992,6,7.
◎開花時期・開花期間
◎都市近郊や温泉場の石垣，崖地，山地の林縁，川原などに自生する多年草，朝鮮・中国東北部の原産で，古くから日本に帰化していたと推定される。
◎本種は，オノマンネングサ Sedum lineare Thunb. に類似するが，�〃圓蝋反Г鯊咾喞垢�地上を這うこと，�⇒佞�黄緑色で菱状楕円形または菱状皮針形となること，�Ｎ�開直前の葯が黄色ではなく橙赤色となることなどで明確に区別できる。
◎マンネングサ属 Sedum L. は，オーストラリア・太平洋諸島を除く全世界に分布し，約400種ある。日本には約17種が自生するほか，帰化種も知られている。日本近辺では朝鮮に6種，台湾を含む中国に約60種が分布する。染色体数は異数性が著しい。
◎本属は，ベンケイソウ科の中で最も分布域が広く，種類数も強健種も多いので，広く栽培されている。外国産の耐寒性に優れた種はロックガーデンに植栽され，またグラウンドカバープラントとして利用されるものもある。