◎学 名 Lonicera japonica Thunb. (Caprifoliaceae)
◎撮影場所・年月日 盛岡市上田 岩手大学構内 自生・植栽 1992,6,23.
◎開花時期・開花期間
◎北海道南部・本州・四国・九州・琉球,朝鮮,中国(台湾・本土)に広く分布する常緑蔓性の木本。ヨーロッパ,北アメリカおよびマレーシアに帰化し,北アメリカ東部では厄介な害草となっている。
◎花には強い芳香があるので,闇夜にもその在処を知ることができる。花色が白から黄色に変わるので金銀花ともいう。よく繁茂するのでつる垣,斜面や壁面の被覆に用いる。漢方では葉や花に利尿,健胃,解熱の効ありとする。
◎スイカズラ属 Lonicera L. は欧米では芳香のある花や美しい果実,樹姿を鑑賞してよく栽培されるが,日本での栽培は少ない。北半球に約180種が広く分布,そのうち日本には21種が自生する。
◎和名スイカズラは,花筒に蜜があり,これを吸うときの唇の形に花冠が似ていることから来ているという。ニンドウは「忍冬」で,暖地では冬にも落葉しないの意である。