◎和 名  ムラサキツユクサ  (ツユクサ科)

◎学 名  Tradescantia ohiensis Raf. (Commelinaceae)

◎撮影場所・年月日  盛岡市上田 岩手大学教育学部構内  植栽  1992,6,12.

◎開花時期・開花期間

◎原産地は北アメリカ東部から中西部にかけてで,草原や林縁,道ばた,鉄道の土手などに自生する。日本には明治初年(1870年前後)に渡来し,装飾用または実験用の草花として庭や畑などで栽培されている。本種はしばしばオオムラサキツユクサ T. virginiana L. と混同されている。

◎細胞学の初歩的実験の材料として好適で,若い葯は減数分裂の,雄蕊基部の毛は体細胞分裂の観察に用いられる。

◎属名 Tradescantia L. は,イギリスのチャールズ1世の園丁,J. Tradescant (1608-62) の名にちなむ。