◎和 名  エゴノキロクロギチシャノキ  (エゴノキ科)

◎学 名  Styrax japonica Sieb. et Zucc. (Styracaceae)

◎撮影場所・年月日 【花】 盛岡市上田 岩手大学農学部附属植物園 1992,6,15.,【果実・種子】 同上 2001,9,30.   植栽  

◎開花時期・開花期間

◎山麓や山の谷間に多い落葉性の高木,北海道・本州・四国・九州・琉球,朝鮮,中国に分布する。香りの良い花が沢山つくので公園などに植栽される。果皮にエゴサポニン (egosaponin) が含まれているので,その発泡性を洗濯に利用し,また川に流して魚毒として用いた。材は白く緻密なため,床柱,傘の柄,玩具などの細工に利用される。

◎本種には園芸的に選抜されたいくつかの変わり物が知られている。ガンボクエゴノキ‘Zigzag’,ベニバナエゴ‘Roseus’,シダレエゴ‘Pendulus’がそれである。園芸品種としての改良は進んでいない。

◎和名エゴノキは果皮がのどを刺激してえごいためこのように呼ばれたという。