◎和 名  ハマナシ‘アルボプレナ’  (バラ科)

◎学 名  Rosa rugosa Thunb. cv. Alboplena (Rosaceae)

◎撮影場所・年月日  盛岡市 高松公園  植栽  1995,6,7.

◎開花時期・開花期間

◎本種は東アジアの温帯,亜寒帯に分布しており,本州(鳥取県以北と茨城県以北)・北海道,千島,カムチャッカ,サハリン,朝鮮半島以北の海岸に自生する。しばしば観賞用に庭園に植えられる。日陰地,排水不良地を除けば,土地を選ばずきわめて強健である。

◎園芸品種には白色一重の‘Albiflora’,桃色一重の‘Rosea’,赤紫色一重の‘Rubra’,白色八重の‘Alboplena’,赤紫色八重の‘Rubroplena’がある。また,ノイバラ R. multoflora Thunb. との交雑によってできた自然雑種コハマナス R. ×iwara Sieb. は,本州北部・北海道の海岸に自生している。なおシロバナハマナスR. rugosa Thunb. f. alba Ware は分類学上の品種 forma であり,園芸品種cultivar とは異なる。

◎和名ハマナシは「浜梨」の意。スは東北地方の方言でシの訛ったものという。