◎和 名  エニシダ  (マメ科)

◎学 名  Cytisus scoparius (L.) Link (Leguminosae)

◎撮影場所・年月日  盛岡市松園  植栽  1992,5,29.

◎開花時期・開花期間

◎ヨーロッパ原産であるが,北アメリカでは導入されたものが野生化している。高さ3メートルにもなる落葉性の低木で,花は黄色,群がって咲くので鑑賞価値が高い。園芸品種としては,翼弁が暗赤色になるホホベニエニシダ‘Andreanus’(写真下 盛岡市松園 1992,5,30.)が知られている。

◎本種を含むエニシダ属 Cytisus L. は,中部ヨーロッパおよび地中海沿岸地域に分布し,東は小アジア,南は北アフリカ,カナリア諸島にも達する。約70種あり,ヨーロッパで庭木として重要な地位を占めている。

◎日本へは延宝年間(1673〜1681)に渡来し,いらい鑑賞用に庭園に植えられてきた。