◎和 名  ヤブラン  (ユリ科)   

◎学 名  Liriope platyphylla Wang et Tang (Liliaceae)

◎撮影場所・年月日  盛岡市松園  植栽  1992,9,3.

◎開花時期・開花期間

◎樹林の陰地に自生する常緑の多年草。本州・四国・九州・琉球,中国本土・台湾,朝鮮南部に分布する。園芸品種として葉が少し幅広くなって黄白色の覆輪となるものが,フイリヤブラン‘Variegata’の名で,花壇の縁どりや地被としてよく植えられる。また塊状の根を乾燥したものを民間で催乳の薬とする。

◎ヤブラン属 Liriope Lour. は,東アジアに6種,日本に3種ある。園芸的に利用されるのはヤブラン,ヒメヤブラン L. minor (Maxim.) Makino の2種である。

◎属名はギリシャ神話でナルキッソスの母であり,ニンフのレイリオペ Leiriope の名にちなむ。

◎和名ヤブランは藪蘭で,葉の形がランに似ていて,やぶに生えることによる。