◎和 名  シソ  (シソ科)   

◎学 名  Perilla frutescens (L.) Britton var. crispa (Thunb.) Decne. (Labiatae)

◎撮影場所・年月日  盛岡市 高松公園  自生・植栽  1992,9,19.

◎開花時期・開花期間

◎中国中南部の原産で,畑に栽培する一年草である。エゴマ P. frutescens (L.) Britt. var. frutescens とは変種の関係にある。エゴマは種子から油を採るために,シソは香辛野菜として古くから栽培されてきた。シソの栽培品種は赤ジソと青ジソに大別され,それぞれにいくつかの品種が含まれている。

◎種子を紫蘇子(しそし),葉を蘇葉(そよう)とよび薬用とする。今日,漢方では蘇葉を主に用い,紫蘇子を代用とする。発汗,解熱,鎮咳,鎮痛薬として,気管支炎,胃腸炎などに去淡,消化促進を目的として応用する。また魚肉などの中毒に解毒薬として用いる。

◎シソ属 Perilla L. は東アジアからインドにかけて4〜6種が知られており,日本には1変種が自生する。属名 Perilla は東インドでの呼び名に由来するといわれる。

◎和名シソは漢名の紫蘇からでたものという。