◎和 名 シオン (キク科)
◎学 名 Aster tataricus L. fil. (Compositae)
◎撮影場所・年月日 盛岡市松園 植栽 1992,10,7.
◎開花時期・開花期間
◎本州(中国地方)・九州,中国東北部を中心とし,モンゴル,シベリア,朝鮮半島などに分布し,山間の草地などに生える大形の多年草。平安時代から観賞用に広く庭園に栽培されてきた。丁度秋の彼岸のころに咲くので,切り花としても利用される。もとは根を煎じて鎮咳剤,去痰薬とするため,朝鮮か中国から持ち込まれたものと考えられる。
◎シオン属 Aster L. は北アメリカを中心に,南アメリカ,アジア,ヨーロッパ,アフリカの各地に250〜500種が自生するといわれている。園芸上の改良は,北アメリカ産の種がヨーロッパに導入されて種間交雑などが行われ,多くの園芸品種が作出されている。本属は分類学上問題点が多く,属の範囲をめぐって色々な見解がある。
◎属名 Aster はギリシャ語 aster(星の意)に由来し,頭花の形から星を連想したものである。