◎和 名 ハマギク (キク科)
◎学 名 Nipponanthemum nipponicum (Franch. ex Maxim.) Kitam.
◎撮影場所・年月日 盛岡市松園 植栽 1992,10,9.
◎開花時期・開花期間
◎茨城県から青森県までの太平洋岸に自生する亜低木。花が清らかで美しいので,すでに江戸時代初期から観賞用に栽培されている。乾燥に強く耐寒性も強い。日本の特産種である。従来は,分類上キク属 Chrysanthemum L. としての取り扱いをうけていた。
◎ハマギク属 Nipponanthemum Kitam. は日本特産の属でハマギク1種があるだけである。
◎花壇に植えるシャスタ・デージー Chrysanthemum × burbankii Makino は,アメリカの育種家バーバンク (L. Burbank, 1849-1926) がピレネー産の C. maximum Ramond ,C. lacustre Brot. をもとにして,フランスギク C. leucanthemum L. および日本のハマギク Nipponanthemum. nipponicum (Franch. ex Maxim.) Kitam. などを交配して作出した (1901)園芸植物である。その後,品種育成のため交雑が繰り返されているが,C. maximum とC. lacustre が交配親の中心とされている。
◎和名ハマギクは浜菊の意味である。